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執筆者の写真Yuki

ようやく届いた試作品

2021年2月19日、在宅ワークをしていたら荷物が届きました。

ダンボールで頑丈にパックされており、ウェールズからの試作品だとわかりました。


高鳴る気持ちを抑えながら、ダンボールを開けてみると、中には100mlボトルが4本。2つのレシピで2種類の試作品が届きました。


1の方は、標準的なボタニカルの分量。2の方は、倍の分量。どちらが良いか決めて欲しい、ということでした。送ったボタニカルの中で、残念なことに、期待していた能登ヒバと椎の実が外れました。この二つがキーボタニカルになる、と思っていただけに、ショックは大きかったですが、早速香り、味を試してみると、とても美味しいジンが出来上がっていました。あまりの美味しさにとても興奮しました。これならいける、と強く確信しました。


早速、飯田橋のバーMeiju の松本さんに試飲していただこうと、仕事を早めに切り上げて、飯田橋に向かいました。


材料を送ってから約二ヶ月。数字でみるとたったの二ヶ月ですが、待っている間の気持ちはもっともっと長く感じました。毎日毎日朝メールが届いていることを期待しながら、就寝していました。一時は半分諦め掛けましたが。


松本さんに早速試していただきました。香りを試していただいて、すぐに「これは美味しいですね。スッキリしていて臭みが全くない。本物のジン、という感じがしますね。」と言っていただけました。そして、グラスに注ぎ、試してもらったところ、1の方はとてもスッキリしていて、カクテルにしやすいテイスト、2の方はボタニカルの特徴が強く出ていて複雑な味だけど商品化するなら特徴があるこちらの方が魅力的でしょう、ということになりました。私個人も、1はカクテル向き、2はカクテルよりも単体でソーダかトニック、もしくは水割りか、と言った印象を持っていましたので、松本さんに評価いただいて、大変嬉しかったです。


その日は、本当に天にも昇る気持ちでした。ついにこの時がきた、ついにできた、と何度も心の中で叫びながら、電車に乗っていました。このタイミングで届いたので、卒業課題発表会に間に合いました。発表会が終わった後、皆さんに試飲していただこう、と思い、お世話になった皆さんに連絡を送り始めました。


試作品が実際に届いてみると、とても強い確信が自分の中に芽生え、これは絶対にやり遂げなければならない、と言った使命感が沸き起こってきました。



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