Googleマップで見ると、大体ネオブルー蒸留所のある長門市油谷まで4時間半くらいだったので、6時くらいに出るつもりが気が流行り5時半に出発しました。国道2号線を走り、大竹のあたりから山道を抜けて山陰に抜ける予定でした。
途中宮島口の辺りで朝日がとても綺麗でした。海岸線沿いの道を走るのは本当に気持ちがいいですね。大竹のあたりから山道へと入っていくといきなり道が狭くなり、川沿いの山道はどんどん切り立って気がつくと渓谷の中の道を急カーブのジェットコースターのように進んで行きました。
途中、本当に着くんだろうか、と思いながら、進んでいると、今年の大雨で道が封鎖されている箇所がちらほら、結局大回りして進むことになり、朝早めに出てよかったな、と思いました。
山口の山間部に来るのは初めてでしたが、見ていると、能登よりもよっぽど里山感を感じるエリアがちらほらありました。やっぱり西の人間なのか、家の造りや景色がどこか懐かしく感じるものがありました。山口市に入り、萩の方を目指しました。萩から長門市の方へは一部高速道路ができていて、海の見える高速道路で長門市を目指しました。途中、海がものすごく綺麗でした。
順調に行けば、11時には到着できそうだったので、途中到着時間をご連絡するために西村さんにお電話を入れました。これが後で問題になりました。少しでも早く着こうと、走りながら電話をしたために、「おはようございます・・・・・到着します」と、途中、「松田です」と名乗ったのが聞こえなかったようで、到着して、「あなた名乗らずに電話をするのは失礼ですよ」とお叱りを受けました。良かれと思って入れた電話でしたが、かえって気分を害してしまう結果になり、申し訳ないことをしてしまいました。
当初から、こんな調子で、西村さんをがっかりさせてしまったため、申し訳なかったのですが、それでも西村さんは丁寧に、かつ、徐々にお話をしてくださいました。長年、ワインの世界で著名な方なだけに、知識がものすごく豊富で、頭の回転も早く、とても全てを追いかけることはできませんでしたが、必死にメモをとりました。蒸留所にかける思いを色々と教えていただきました。とても参考になる情報をたくさん教えていただいただけでなく、実際に、私に見せようと、わざわざ蒸留のタイミングを調整していただき、どういうふうに浸漬され、蒸留されるかを見せていただきました。蒸留所はとても効率よく整備されていました。それでも、配送のための倉庫施設や、作業スペースが必要なことも教えてくださいました。
それから、向津具(むかつく)にある棚田のハーブ園に連れて行ってくださいました。この無農薬ハーブをふんだんに使った青舞というジン。休耕地の棚田をハーブ園に開墾されて、観光化もされています。全てが学びになる訪問でした。
帰り道、西村さんからは、お酒の仕事をたった一人でやるのは無謀すぎる、商売にはならないからやめておいた方がいい、と教えていただきました。自分でも分かってはいたものの、厳しい現実を改めておっしゃっていただくと、残念でもありましたが、とはいえ、私の場合は副業でのスタートなので、何はともあれ、ここで止めることもできず、進むしかありませんでした。
西村さんと別れてから、しばらく長門市内の観光をして、広島を目指しました。帰りは車の交通量も多く、時間通りには進みませんでしたが、どうにか8時前には到着できました。
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