今日は金沢大学能登学舎の木下さんと上黒丸地区へ行きました。
上黒丸は内海と外海の間の山深い地区。谷も深く、まさに山の集落です。その真ん中あたりに上黒丸小学校という、今は廃校になった学校があり、そこが今、開催されている奥能登芸術祭の展示会場の一つになっています。
9月30日の蔓延防止期間終了までは、屋内施設は見ることができませんが、10月1日以降は見ることができます。たまたま木下さんが、前回4年前の芸術祭で関わったところから、アーティストの沢野さんと懇意なので、今回特別に見せていただくことができました。
中には、いわゆる奥能登芸術祭でよくある過去の記憶の振り返りといった内容の写真や、民具、手芸品などが展示されていて、その昔、林業や農業で栄えたこのあたりに、人がたくさんいたことなど、感慨深い写真がいっぱいでした。今はすっかり限界集落になったこのあたりにも、たくさんの人の営みがあったのですね。
木下さんや沢野さんのお話しを伺っていると、何だか山の生活に圧倒されたような気持ちになりました。また今度は、違う方から山の生活のお話を聞いてみたいものです。
湧き水があったり、日本ミツバチの巣箱があったり、そして榧の木があったり、小さな集落にも豊かな自然があることで、救われるような思いでした。こうした自然の恵みを詰めて届けられるようにしてみたいです。のとジンならそれができるような気がしています。
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