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執筆者の写真Yuki

吉祥寺にて

今日は珠洲市若山町吉ヶ池の吉祥寺に、珠洲焼作家の山田睦美さんを訪ねてお話しを伺いました。


朝から、何かしなければといてもたってもいられず、まずは松波酒造で何かヒントがもらえるかもと酒蔵見学の予約を入れさせていただきました。それでも吉祥寺に向かう時間の前に少しでも何かお話しできればと松波まで車を走らせました。松波酒造では若女将の聖子さんは忙しく事務仕事をしてらっしゃったので、女将さんに接客いただき、松波ゆず子を1本購入して若山町へと向かいました。


吉祥寺は昨年、珠洲市役所に問い合わせをしたのが最初でした。インターネットで調べていると薬草を育ててらっしゃるお寺ということでぜひお話しを伺いたいとご連絡を差し上げ、お話しを伺うことができました。その際、お堂の中で珠洲焼を目にすることがあり、伺ってみると、住職の妹さんが珠洲焼作家ということを伺いました。とても繊細な綺麗な形の珠洲焼で興味を惹かれました。いつか機会があったらお話を聞いてみたいと思いながら、今日になりました。


吉祥寺に着くと、山田さんにお迎えいただき、本堂のお庭が見える一番いい場所にお通しいただきました。本堂から見えるお庭はまた素晴らしく、こんな能登の山の中に、よくこれだけ大きな綺麗な庭があったものだと本当に感動してしまいます。そこから、自分の人となりやこれからやっていきたいことなどのお話をさせていただきながら、珠洲焼のお話も伺っていきました。大変興味深い話が多く、勉強になりました。


山田さんの作品はどれも繊細でその造形から芸術的なものを感じつつ、実用面でもとても工夫されていて実際使い勝手の良さそうなものばかりです。一つ一つのパーツにヤスリで磨きをかけられていたり、繊細さの裏にとてもたくさんの手が加えられています。確かに他の作家さんと比較すると、値段はやや高めかもしれませんがその技術力と芸術性を考えると、そして何よりその労力を考えると、むしろ全然安いくらいの感覚に思えます。


先日は、カップを購入させていただきましたが、今回はピッチャーとぐい飲みのセットを購入させていただきました。すると、奥からこれ貰い手がなかったので、ということで、マグカップを特別につけていただきました。ラッキーでした。ちょうどマグカップを探していたので、まさかの特典にとてもうれしかったです。


泡が持続しまろやかになる珠洲焼とジントニックやジンソーダがうまくマッチングできるといいなぁと思いながら、吉ヶ池の山を下っていきました。



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