この日は珠洲市役所で、一部上場企業イワキの岩城慶太郎社長の、事業構想大学院大学の説明会があり、参加してみることにしました。
この日は午前中、能登学舎でリモートワークの後、途中から市役所に向かいました。この時期、珠洲市では、一部上場企業のイワキが一部本社機能を珠洲に移す、ということで話題が持ちきりでした。しかも、単に本社機能を移すだけでなく、北國銀行と組んで、奥能登の事業化ファンドを創設したり、東京の事業構想大学院大学の講座を珠洲で開設したり、と全く新しい動きが出てきて、珠洲に賑わいが増してきている感じがしました。
先日、辻口さんの工房を訪ねた時に、事業構想大学院大学の説明会がある、と聞いたので参加をしてみることにしました。私自身、2004年から2006年にかけて、イワキの子会社であるアスカ純薬さんとお仕事をさせていただいた経験がありました。もう15年以上も前のことでしたから、今の慶太郎社長がアクセンチュアからイワキに入社した頃のことです。
イワキは100年以上も続く世襲の一部上場会社。そんな会社の若社長が、珠洲を気に入って住み始めて3年くらい。その間、珠洲で事業を起こすにはと、色々な構想を経て、ようやくこの2021年の春に、色々なことがスタートした、そんなタイミングでした。
事業構想大学大学院の説明会自体はとても興味深いものでした。花王やNTT西日本、リンナイといった上場企業からも参加者が送り込まれるそうで、大きな動きになりそうでした。
私自身は、自分の事業もありますし、その事業もあまり公共性のあるものではありません。今回の事業構想はあくまで公共的な地方創生という大きな社会の仕組みがテーマであるようでしたので、私自身は対象になれないかな、と感じました。次の電話会議もありましたので、中途で退席をさせていただくこととなりました。
大きな社会の波の中にいるような感じがしました。とはいえ、私自身はまだこれからですし、自分の歩みでやらなければならないことがたくさんあります。能登学舎に咲く桜の花を見ながら、ふと、新しい波を実感しながら、自分の立ち位置を振り返った日でした。
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