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執筆者の写真Yuki

能登の材料でジンを

更新日:2021年6月18日

どうして能登のジンを作ろうと思ったんですか? よく聞かれる質問です。

もともとジンに興味があったこと、いつかジンを作ってみたいと思っていたこと、などがありますが、ではなぜ能登で?というのが残ります。少し経緯を辿ってみましょう。


2020年3月頃、私はあるFM局のラジオパーソナリティ・オーディションの一次審査に合格しました。それまで約2年間ラジオパーソナリティを目指してレッスンを受けていましたから、正直とても嬉しかったです。しかし、ラジオパーソナリティとしての経験がありませんでしたから、不安もありました。

そこで、どこかのコミュニティFMで練習してみたい、という気持ちが強くなり、色々なコミュニティFMで可能性を見てみましたが、なかなかパーソナリティを募集しているところがみつかりません。やっと見つけてメールを送っても返事のないところもありました。


そんな中で、1つおもしろいFM局でラジオパーソナリティを募集していました。石川県にあるFMかほくというコミュニティFMです。早速デモファイルを送らせていただいたところ、試しに24分番組を作成してみてください、ということでした。急いで作成したところ、良いでしょう、ということになり無事5月から放送枠を1年間いただくことができました。


そんなご縁で、FMかほくの番組を聴くようになっていました。一通り全番組を聴いてみようと、仕事の合間にできるだけ聴いていました。その中のある番組で、コロナで今注目を集めている能登ヒバを使ったルームスプレー、というのに興味を持ちました。殺菌性、滅菌性が高く、天然の香りでヒノキに近い、そして、リラグゼーション効果もある、ということで、早速調べて購入してみることにしました。


実際に使ってみると、確かに森の香り、と言いますか、独特のヒノキにも似た、でももっと強い香りを感じました。その香りを嗅いでみた時、眠っていた「いつかジンを作ってみたい」という潜在意識と繋がって、この香りでジンを作ってみたらおもしろいんじゃないか、というアイデアが生まれました。そして、そこには、きっとうまくいく、という根拠のない自信のようなものを感じました。能登原産のノトヒバや、能登のはちみつ、能登の塩、能登原産のハーブや草花を使えばなんだか良いものができそうだ、というほとんど妄想とも言える構想がスタートしました。


そしてその想いを初めて人に打ち明けたのが、調べてみると2020年4月3日でした。全てはこの時から始まったと思います。そこで、まずはその日を起点にのとジンができるまでを追っかけてみたいと思います。


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