赤崎で少し休憩をした後、日本海倶楽部のある立壁を目指しました。
赤崎のあたりは苺園がたくさんあり、イチゴ狩りを家族やカップルで楽しむ姿が微笑ましく、後でいちごだけでも買っていこうかなと思いました。そろそろ昼が近づいていたので、日本海倶楽部にもちょうどいい時間になっていました。赤崎から一気に坂を下り、内浦スポーツセンターを抜けて行きました。下り坂の風は心地よく、思わず下り坂最高と声に出ます。スポーツセンターでは少年野球をやっていました。
九里川尻川にかかるキリコ橋をわたり、最後の坂道に近づきました。すると、何という海でしょうか、目に飛び込んできたのは、エメラルドブルー、サファイヤ色の砂浜でした。日本というよりも東南アジアのビーチのような綺麗な砂浜でした。九里川尻川の河口がそのまま遠浅の砂浜になって海へ繋がっていました。こんなに綺麗な海があるんだ、としばらく眺めていました。
しばらくして、坂道を斜め走りで上っていくと、坂の上に、船の形をした建物が見えてきました。能登少年自然の家です。石川県の旗がなびいていましたから県の施設、ということがわかりました。能登の内浦側は色々な海の教育施設がありますね。これが最後の坂道と思っていたら、また下りが見えてきました。ということはもう一つ坂道があります。一気に下ると目の前に、再びサファイヤ色の海が広がりました。下り坂の途中で急ブレーキをかけて、写真を取りました。胸が空くような海です。
下りの途中で止まってしまうということは上りを自力で行かなければなりませんでした。最後の坂道は斜め走りを駆使して、どうにかこうにか登って行きました。登り切った先に、ようやく日本海倶楽部の看板が見えてきました。ようやく着いたという安堵の気持ちに、心地よい風が迎えてくれました。このあたりではモダンな建物で、綺麗な庭が見えます。レストランや地ビールの醸造施設、そして話に聞いていた小さな牧場を見ながら、汗が引くのを待ちました。
牧場では、小さなポニーと羊が草を食んでいました。
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