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執筆者の写真Yuki

試作品に向けて

11月が終わる頃には、ほぼ予定していた全ての材料が整いました。


後はいかに送るか、検疫を通して無理なく送るか、ということが課題でした。11月に横浜検疫の方に話を聞いていたのですが、あくまでイギリス側の事情がわからないとこちらでは何とも言えないの一点張り。そして、能登ヒバと椎の実については高熱処理が必要だろう、という見解でした。


こうした回答をイギリス側にも伝え、どうすればいいか相談するも、高熱をかけても香りは大丈夫だろう、そして、EU離脱のこともあるから検疫は事情がわからない、ということで暗礁に乗り上げてしまいました。


そんなやりとりをしている間に時間が過ぎて、業を煮やしたウェールズのJoeが、「小さい小包にして送ってくれ。小さいものであれば過去にも届いた実績があるから、まずは試しに送ってくれ。」ということになりました。


もしも失敗したらせっかく集めた材料が無駄になってしまうかも、と不安もありましたが、ここを突破しないことには試作品も製品化も進まない、ということで、思い切って送ることにしました。約15cm四方の小さな箱に、7種類の材料を詰めて送りました。


大きさをJoeに確認したところ、Perfectだ、との返事。それで、能登ヒバ、椎の実、月桂樹、柚子、榧、クロモジ、藻塩を詰めて送りました。さあ、どうなるか、祈る気持ちでした。



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