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執筆者の写真Yuki

須須神社の椎の実

三日目は日曜日。移動日で、珠洲から能登島へ向かいました。


実は今回の滞在の前に、須須神社のインスタグラムでこんな記事を見かけました。

「境内に椎の実がたくさん落ちています。昔は煎って食べる子供のおやつになっていましたが、今は子供も少なくなってすっかりイノシシの餌になっています。取るのも大変です。」


椎の実って食べれるんだ、というのと、何か活用方法はないだろうか、と思っていた時に、そうだ、ジンにはアーモンドを入れることがある、椎の実も使えるかもしれない、と連絡をとってみました。すると、「いつでも拾っていいですよ。」というお返事。

では今度伺いますね、とお話していました。


すると、そのお話を面白いと思ってくれたマイスターの皆さんが、わざわざ私が訪問する前に、拾って集めてくれていたのです。本当に驚きました。なんてやさしい人たちなんでしょう。それも、「いや、自分たちも楽しんでやってるんで。」と言った返答。本当に珠洲の人たちのやさしさには、驚かされます。


前日、冬タイヤを置きに学舎に寄った際に、咲香さんからビニールに入ったたっぷりの椎の実をいただきました。これを東京に持ち帰って煎って皮を剥き使ってみよう、と思いました。


そんなこともあって、時間に余裕のあるこの日曜日は、三つの須須神社、高座宮、金分宮、奥之院をお参りすることにしました。まずは高座宮と金分宮、いつも美しい寺家の海を眺めながら、参りました。ちょうど朔日参りになりました。それから奥之院まで狼煙を目指しました。


すると、前回通った時にはなかった、新しい道路を拡張工事して下り、奥之院に通じる山道の途中が、すっかり切り取られていました。そして、以前の鳥居と参道が切り取られた結果、新しい大きな鳥居が、新しくできた登り口のところに設置されていました。本当に驚きましたが、この辺りは観光名所ランプの宿のある辺りなので、道もきれいに新しくなっているようでした。


山道を登り、かつて狼煙を上げていたと言われる山伏山の奥之院に参ることができました。朝の山登りは清々しい気持ちになりました。一度は行ってみたいと思っていたところに参ることができたので、安堵の気持ちが広がりました。


そこから狼煙の禄剛崎灯台を再度訪れ、曽々木周りで能登町を抜け、七尾市の能登島を目指しました。能登島では、ゲストハウス葉波で、初のワーケーションです。月曜はこちらで仕事をして、水曜日に東京に戻る予定です。




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