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執筆者の写真Yuki

In the Welsh Wind 蒸留所

更新日:2021年6月5日

夜明け前、真っ暗闇の中、Aberdyfiを朝5時に出発して、目指すIn the Welsh Wind蒸溜所へ車を走らせました。何キロも先を走る列車の音が山に反射して静寂の中に響いていました。真っ暗闇の中ヘッドライトが照らすだけのわずか数メートル先の連続を信じて、太陽が登る先へ車を走らせました。


待ち合わせの時間は朝9時。Googleマップでは2時間の道のりなので、ゆっくり行っても間に合うはずの道のり。とは言え、途中のトイレ休憩や景色の写真を撮ったりすることも考えて余裕を見ての道のりでした。


途中目の空くような朝日の光景を目にしたり、空を飛んでるかのような海岸線沿いの下り坂を走ったり、Mid Walesの海岸は本当に最高の体験を与えてくれました。

約束どおり、ほぼぴったりの時間に、蒸留所に到着することができました。

蒸留所では、やりとりしていたAlexが玄関まで迎えに来てくれました。


Hey Yuki!


早口でまくし立てるAlexでしたが、とても親しみやすいオープンな、そして優秀な男でした。まずは施設内を丁寧に案内してくれました。元々ダンスホール兼パブだったところを改築したとのことで、平屋建てのゆったりとしたスペースに、蒸留施設、研究施設、出荷スペース、倉庫、接客スペース、事務所、体験スペース、バー、などが効率よく配置されています。彼らはウイスキーを作る計画があり、さらに拡張する予定でした。


一通り、案内してもらってから、じゃあ話をしようか、ということになり、日本から持って来た珠洲市の英文観光パンフレットや、サンプルになるアロマエッセンス、プレゼン資料、写真などを元に、自分がどういったジンを作ってみたいかを熱く語らせてもらいました。

Alexはとても気に入ってくれ、とても面白いアイデアだね、ぜひやってみよう、ということになりました。もちろん、やってみる、といっても有料サービス。開発コンサル費だけでも相当な金額でしたが、思い切って進んでみることにしました。


そして、その後、体験スペースで、ジンのボトル製造を体験させてくれました。通常は、23,000円近くするサービスでしたが、気前よく、お前はいいよ、とタダでできたボトルをくれました。自分で作った初めてのジン。大切に日本に持ち帰り、そして、珠洲市の皆さんに試飲してもらいました。


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