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室谷さんについて.jpg

アトリエ桃花林  室谷 文音

抒情書家 / アーティスト

PROFILE

1980年大阪府生まれ。お箸を持つより先に筆を持つ。

両親が石川県能登町に移住したことをきっかけに能登半島を訪れる。

2008年アトリエ「桃花林」を能登町内浦長尾に構える。

現在は拠点を能登に置き日本国内、

ロンドン、ジュネーブ、ベルリンでも展覧会を開催。

能登町ふるさと大使、いしかわ観光特使を務める。

今回、「氣」の文字を書いてくださった室谷文音さんは、2008年アトリエ「桃花林」を能登町内浦長尾に構えて以来、ずっと能登で創作活動を続けながら、日本国内、ロンドン、ジュネーブ、ベルリンでも展覧会を開催している国際的な書家です。

抒情書家とは、「井戸の水を汲み上げるように、気持ちを汲む」と言う意味が込められています。お手本はなく、自分で考えた言葉や線や像を自由に選んだ筆、墨、硯、紙で感性のまま表現します。

室谷さん_筆.jpg

震災当日は海外にいらっしゃった室谷さん。能登に残したご両親と連絡が途絶え、不安な日々を過ごされました。すぐに能登に戻ってみると、見慣れた光景がまるで別の町のように変わり果てていました。

 

ご両親のご無事を確認されて、ご両親の金沢への避難作業を手伝ったり、震災で倒壊したご両親のお家を整理されながら、忙しい日々を過ごされました。

そして、能登での生活をゆっくりと再開しようとしていた中、目にした光景に驚いたとおっしゃいます。それは、これだけの被害を負ったにもかかわらず、稲作を再開されていた地域の農家の方々でした。

室谷さんはその光景をみて、ただ呆然と「こんな状態でもお米作るんだぁ」と言葉にできない敬意を抱いたそうです。誰もが今年は米はもう作れないだろうな、と思えた2024年の春のことでした。

そのお話を伺った時、珠洲で暮らしていた私も全く同じことを考えていたため、すぐに意気投合し、ラベルの書をお願いすることを決めました。

室谷さんの書

氣ボトル.png

完成した

ボトルデザイン

イギリスで長く生活をされてきた室谷さんだけに、デザイナーとの打ち合わせもスムーズに進みました。何度かの修正を重ねながら、最終的に素晴らしいデザインに仕上がりました。

ライス・スピリッツを表す「氣」という文字には、力強さの中にも、どこか楽しげな明るさのある雰囲気、まさに能登の米づくりをされている皆さんを表現している文字です。

そして、その「氣」の文字を祝福する虹のようなアーチは室谷さんの書による稲穂の象形が描かれています。

NTG エヌティージー

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