ウェールズの西海岸、アバポートからほど近い高台の麦畑しかない交差点にポツンと、大きな存在感のある建物が見えます。それがIn the Welsh Wind蒸溜所。

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アレックスとエレンという二人のカップルが、西ウェールズをトレッキングする中で思いついた小さなアイデア。

「この素晴らしい自然をボトルに詰めて、自分たちの故郷を代表するスピリッツが作れたら」

そんな思いで始めたベンチャー事業が、この蒸溜所です。

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ゼロイチからの立ち上げ。初めは、OEMでのスピリッツ製作を行いビジネスを回しながら実力をつけ、数年後にようやく自分たちのブランドを構築。数々の品評会で評価され注目を浴びます。そこからさらに進歩を続け、OEM商品での評価と自社ブランドでの評価に加え、野心的なビジネスプランで、ウェールズ国内におけるビジネスコンテストでも表彰され注目を集めます。新しいプランは、ウェールズ産の麦を使ったウイスキー製造。製造を視野に知れた麦の育成と栽培。樽の購入。蒸留器の刷新、など次々と新しい課題に取り組みました。

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若いメンバーが中心となり、自分たちの故郷に誇りを持てる商品を生み出しながらビジネスとしても成功していく、というモデルが、のとジンが目指す方向と一致しており、何歩も先を行って、可能性への明かりを灯してくれている蒸溜所です。