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ウェールズと能登

イギリス本土で西側にあり、あまり知られていないエリアにウェールズはあります。
独自の言語を持ち、陸続きでありながら独自の文化を守り続けているユニークな国です。
人口が少ないせいもありますが、
お酒の世界でも国際的に有名なブランドは少なく、話題になることの少ない産地です。

ウェールズの人の特徴として、歌が好き、歌がうまい、明るい、礼儀正しい、いわゆるいい人が多い、などがあります。 ウェールズのお土産に「Happiness is having Welsh Friends」というフレーズがたくさん使われていてウェールズの人はいい人、というのがイギリスでは比較的共通の認識のようです。

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のとジンの制作にあたりウェールズの蒸留所と一緒に活動できたことは本当に幸せなことでしたし、一生の財産になりました。

実際、いつもeasygoingでどんな時も楽しく仕事ができました。

時にJapaneseな自分からすると大丈夫?ということもありましたが、前向きで明るく、大胆に人生を過ごしていく彼らから学んだことはとてもたくさんありました。

三方を海に囲まれ、イングランドの侵略から西へ西へと追われて辿り着いたウェールズの土地を愛し、とても大切にしているブリトン人の末裔たちの国、ウェールズ。

辺境だからこそ大切にしている助け合いや人への温かさは、どこか奥能登に通じるものを感じることがありました。

実際、気候や風土も似通っていて、海沿いの景色は、能登で「なんかみた」と思うことがしばしばでした。

食べ物も、西洋では珍しく海藻をよく食べる、というのも能登に似ていました。

偶然とはいえ、ウェールズだからこそ表現できた、やさしい味だったのかもしれませんね。

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In the Welsh Wind 蒸留所との関わり

のとジン、そのルーツはイギリス・ウェールズにあります。

2018年ジンについてのWeb検索をしていた頃、興味をもった蒸留所にウェールズの蒸留所が二つありました。

そして、2019年に初めてそれぞれコンタクトをとりました。 その一つがIn the Welsh Wind 蒸留所でした。

In the Welsh Wind 蒸留所は、2018年の当時からOEMでのブランド開発サービスをWebで公開していました。

すでに幾つかのブランド事例もあり、私自身最初はOEMということを考えていましたのでとても興味があったのです。

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In the Welsh Wind蒸留所はサイトでも紹介されている通り、西ウェールズの牧歌的な麦畑やジャガイモ畑が広がる、いわゆる何もないエリアに位置します。

交通手段は車しかありませんので、バーミンガム空港からレンタカーを借りて向かいました。

朝一で訪問し、持参した珠洲市の英語版のマップや揚げ浜塩やノトヒバのサンプルを見せながら、「こういった材料を使って、ジンを作って見たいんだけどどうかな?」と聞くと、「塩は面白そうだね。うちでも幾つか作ったことがあるけど、塩で水の沸点が上がるから面白い効果が出るかもしれないよね」と好意的にとってくれました。

ただ事前に日本で聞いていた話だと、塩は蒸留器を傷める可能性があるから使用は難しい、だったので、再度聞いてみると、「いや、大丈夫だよ。実際、使ったことあるから。」という返答。今思うと、これもウェールズ人らしい回答だったのかもしれません。

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とはいえ、そこからスタートし、能登のボタニカルを集め、12月の暮れにイギリスにボタニカルを送付しました。

蒸留所のジョー・ルイスが「のとジン」のレシピを開発し、2月に試作品が届きました。

 

試作品は好評で、これを商品化していくこと、販売し、ブランド化していくことを決め、個人事業のNTGを副業として始めました。

販売までには、様々なことがあり、結局2022年からの販売になりましたが、円安で輸入ができなくなった2023年の暮れまで、ウェールズ産の「のとジン」は製造されました。

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