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  • 執筆者の写真Yuki

能登島の藻塩

今回は朝の便ではなく、夕方の飛行機だったので日曜日はゆっくりと能登島を回りました。これまで伺えてなかった能登島で製塩をしている長崎地区に行きたく、せっかくなので、島をぐるっと一周してから空港へ向かう予定にしました。


朝は、伊夜比咩神社、愛宕神社に参り、能登島ガラススタジオを見に行きました。一般には公開してませんでしたが、すでに工房では窯に火が入り、工員さんが準備をしていました。

それから向田を出て、祖母ヶ浦を目指しました。ここにはマイスター卒業生で、オーベルジュを開いたサンスーシィさんもあります。


この辺りは道も狭く、港があるごとに集落ができている、といった街並みです。走っていると猫がいました。大きな丸々肥えた猫なので可愛がってもらっているのでしょう。


そこから八ヶ崎、えのめ漁港で有名な鰀目と渡り、いよいよ長崎町に入りました。ここでは、かつて戦後一時期栄えた製塩施設を、50年ぶりくらいに復活をして、能登島の新しい特産品として提供することにした源内さんという方がやってらっしゃる製塩施設があります。珠洲の外浦でやっている揚浜式とは違い、海の岩場の浅瀬に溜まった塩を煮詰める方法で製塩していきます。結果、大量の薪が必要になるわけですが、この源内さんは里山保全にも積極的に活動されていて、里山の保全活動で出てくる間伐材を薪に使用されています。結果、こちらの塩は里山里海の恵み、というわけです。


私が訪ねた時には、製塩はしていらっしゃいませんでしたが、製塩小屋だけ見て帰りました。目の前に広がる塩場の岩場は何か神秘的なものを感じました。こうした取り組みが今後も続いて行くといいですね。これからも、こちらの藻塩をジンに活用していきたいです。


そうして能登島を一周して、能登空港へと向かいました。午後の便でよかったです。十分時間が取れたおかげで充実した一日になりました。



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