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  • 執筆者の写真Yuki

能登産の榧(かや)

今日は冷凍させておいた珠洲市内で採取した榧を解凍して、乾燥させることにしました。というのも、そろそろゆずの季節。ゆずを大量に確保していくために、冷凍庫を空けておかなければなりません。そこで、榧をまずは乾燥させておくことにしました。


昨年まで榧は高知県産の大きくて香り高いものを採用させていただいていました。榧が取れる時期は、9月から徐々に10月くらいまで。これまでは能登のものはもう採取できる時期になかったため、試作品は高知県産の冷凍いただいているものを分けていただいていました。今年に入って、能登で取れる榧がいくつか出てきました。そこで少しづつ集めて乾燥させたり、冷凍保存をしていました。


今回は、そこそこの量が取れていたので、ほぼ一回蒸留分くらいにはなりそうでした。能登産の榧は高知県産に比べると少し小粒で、実も薄いように思います。気候の関係ですから仕方がないかな、とも思います。やはり柑橘系の香りがいい植物は、太陽の力が必要で、どちらかといえば温かい地方が良いようです。とはいえ、乾燥させてみると、十分な香りが立ち込めて、とてもいい香りがしました。


榧は本当に素晴らしい植物だと思います。今後も長く付き合っていきたい植物です。



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