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  • 執筆者の写真Yuki

8月の一日参り

8月に入りました。まずは朔日詣りです。いつもの須須神社に足を運びました。到着してみると、いつもとは違って人が集まっていました。


車を止めようとすると、この日はキリコの解体作業がある、とのことで駐車スペースも別の場所に誘導いただきました。須須神社には、寺家のキリコという日本最大のキリコと呼ばれる山車があります。いつもは保管庫の中で、外から見ることはできませんが、保管庫の大きさからもその大きさを実感できます。この日は地域の男性陣がたくさん集まって、今年のキリコ祭りの準備をされていました。


寺家のキリコ祭りは9月の中旬に行われます。ところが今年は、コロナが急速に拡大してしまい、9月の開催が微妙になってきました。珠洲市ではほとんど感染者は出ていないのですが、やはり何かイベントを開催するとなると、ましてやキリコ祭りとなると、他の市町や都道府県からもたくさんの方が来られます。もし、感染してしまうと、地域にクラスターが広がり過疎地域の社会基盤では耐えられなくなってしまいますから、仕方がありません。一日も早い感染の収束を願うばかりです。


帰り際に保管庫のシャッターが開けられていました。その入り口から見える大きなキリコはまさに日本一ともいうべき大きさで圧倒されました。来年はぜひ見てみたいと思いながら、神社を後にしました。


それから、この日は巳の日でもあったので、弁天様を祀る外浦の馬緤町(まつなぎまち)の大崎神社にお参りに行きました。大崎神社は大崎島に祀られた神社。潮が引いていれば歩いて島まで渡れるそうですが、この日は残念ながら岸から眺めてのお参り、ということになりました。海は静かで青く穏やか、外には車の音も人の声もなく、静かな時間が流れました。


馬緤町からは以前から訪れてみたかった珠洲市のハーブ園の跡地の周りをドライブしました。この地域には、クヌギの炭焼きで有名な大野製炭工場や移住してきて牧場を経営している松田牧場などもあり、景色が全く違います。山での暮らしが垣間見え、新しい発見がありました。ハーブ園の跡地には、かつての夢や希望が残る放置された施設が点在する中、今は害獣の屠殺場が新しくできていました。綺麗な施設でしたが、車で来るには随分奥まで入るので、日が高い時間にしか来ることは出来なさそうでした。


自分の事業はちゃんと事業として成り立つのか、成り立たせたい、と思いながら、車を走らせていました。





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