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  • 執筆者の写真Yuki

いつか見た海岸線

今回の目的だった蒸留所見学も無事に終え、土曜日は完全に自由な一日で休暇を満喫しました。アーベルドーヴィを朝早く出て、ウェールズの最先端まで、が目標でした。


まずはリーン半島の先までは、なんとか行ってみたい、という渡英前からの目標がありました。というのも、かつて島に住んでいたブリトン人が、アングロサクソンに追われて最後に到達した場所がリーン半島で、その先端はブリトン人の聖域となっている、という話を本で読んだからでした。ウェールズがもっとも濃く凝縮されているところに違いない、という勝手な思い込みから、半島の先端のMynyddマニズを目指しました。


走り出すと、ワイルドな景色が広がります。どこまでも緑の牧場。遠くの山々、そして湖。その湖を越えれば、石と岩岳のあれた山肌をすり抜けるように登っていく上り坂。ジェットコースターの上りを猛スピードで駆け上がっていくイメージです。そして、スノードニア国立公園の中を抜けて、海に出ると、そこはちょっとしたリゾート地。

マリーナ浮かぶヨット、昔の蒸気機関車、たくさんのお土産物屋、そこがポルスマドグPorthmadogでした。

しばし休憩し、そこからさらに半島の先を目指します。


そして、途中に見かけた全く読めない地名。Pwllhelli。旅の前に少しウェールズ語を予習してきたとはいえ、これはどう読めばいいのか。慌てながら、あー、プズへリか、と気づいても到底覚えられないので、何度も呟き練習しました。


さらにしばらく行くと、海岸線の美しさに目を惹かれました。

いくつもある砂浜の長いビーチ。

そしてそこはどれも千里浜の海岸線によく似ていました。まさか、こんなところで同じ景色に出会うなんて。


能登とウェールズに、何か言葉にできない縁を感じるようになっていました。



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