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  • 執筆者の写真Yuki

日本ミツバチの岡田さん

今朝、ウェールズから連絡があり、飛行機をどうにかアメリカ周りで手配するのに見積もりを起こしている段階との情報でした。運賃は跳ね上がりますが、背に腹は変えられません。一刻も早く輸送をスタートさせたい気持ちです。


午前中、そうしたやりとりなどを行いながら、お昼に能美市のロゼッタワークスさんが珠洲に来られて、日本ミツバチの養蜂をされている岡田さんをご紹介してほしい、とのことで案内してくることになりました。ロゼッタワークスさんは蜜蝋ラップを製作販売している会社で、その他にもOEMでの蜜蝋活用などを提案している会社です。現在社員5名で、これから工業生産に踏み切るとのことで、需要が伸びているそうでした。


久しぶりに岡田さんを訪ねました。やはり雪が溶けると景色も変わりますし、実際こんなに近かったんだと思います。ロゼッタワークスさんは積極的にPRされてました。岡田さんのところにも色々なお話がくるらしく、過去にも蜜蝋を使いたいという方は、東京からも来られたことがあったそうです。いつも懸念は1年に5kgくらいしか取れないので、なかなか商品化までは至らない、というところです。ロゼッタワークスさんは加賀地区なので、九谷焼デザインの蜜蝋ラップなどを製作されています。果たして能登のものと相性がいいか、東京の方から見ればまるっと石川、でまとめられるのかも知れませんが、住んでみると文化的な違いを感じていて、いつの間にか意固地になっている自分を感じます。


能登にはいいものがありながら、それを生産までつなげるプロセスやサポートが少なすぎると思っています。金沢の方も、来られるたびにその遠さをおっしゃいますが、実際はそれほど遠くはありません。行って帰っての往復で、5時間くらい。要を足しても十分日帰りができます。加賀は製造の担い手がたくさんいらっしゃるので、すぐに商品化できたり実験できたりします。能登にはその現場がないため、生産しては持っていかれる立場に終わりがちです。これは過去に北海道で散々感じた構図と似ています。とはいえ、少しずつ能登でも積極的に製品化につなげている方々もいらっしゃるので、そちらを見ながら、これからも模索していきたいと思います。



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