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  • 執筆者の写真Yuki

能登SDGs新事業プロジェクト研究最終発表会

今日は午後から、珠洲市商工会議所で開催された能登SDGs新事業プロジェクト研究最終発表会にオンライン参加しました。


こちらはマスコミで話題の東証一部上場企業イワキの元社長で現アステナホールディングス社長の岩城慶太郎さんの声がけで事業構想大学院大学が珠洲市で実践された「新事業プロジェクト研究」の発表会でした。こちらは、珠洲市が主導している能登SDGsラボが事業構想大学院大学に委託したものになります。つまり、珠洲市、事業構想大学院大学、珠洲市商工会議所、という大きな団体のリードしたものになり、珠洲市の本流ともいうべきものです。こちらのプロジェクト研究には、首都圏からの大企業、花王やイワキなどからの参加者もあり、一年で計20回、月2回程度のペースで取り組まれてきた研究事業になります。珠洲市の本流には乗れず、珠洲市に何も貢献できていない私でも、さすがにこれは聴講しておくべき、と思いました。


発表はどれも興味深いものでした。共感のできるもの、共感が難しいもの、ありましたが、これは正直に申し上げると、一年で事業化構想を作り上げる、というのは大変だなぁということかと思いました。一年では、思いつきのような発想をそのままプランに作り上げるしかないようなこともあり、果たしてこれは珠洲市じゃなくてもいんじゃないの?といったプロジェクトもあり、もう少し地域の課題を調査したり、地域の方と深く話す、あるいは住んでみる、といった期間というのが必要なのだろうなぁと思いました。


私自身も一年前、金沢大学能登里山里海SDGsマイスタープログラムに参加しましたが、やはりどこか外からの見方が多かったように思います。実際、住んで暮らしてみて、見方が変わってきたこと、教えていただいたこと、感じたことがたくさんありました。おそらく一年前の私とはずいぶん違ってきたんだと思います。そうした地域で感じること、考えたことから事業化構想をじっくり数年かけて熟成していく、という期間が、持続可能なプロジェクトにしていくには必要なのだろうな、と思いました。


どんなにいいものでも持続できないものだと残念な気がします。過去にも珠洲市にはハーブ園がありましたが、持続はしませんでした。もちろん、トライ&エラーということもありますので、全てが持続するものではないのですが、持続していくもの、というのにはそれなりに価値や恩恵があるはずです。私が今取り組んでいることも、周りの人から見れば、本当に続くのか、一発屋で終わるのではないか、という見方もあると思います。私自身がもっともっと考えて、持続できるモデルを考えていくことが求められているのだと、今回の発表会を聴講して思いました。まだまだチャレンジばかりです。




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