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  • 執筆者の写真Yuki

能登島から志賀町へ

二泊三日最後の日曜は、能登空港からの飛行機が朝10時台。9時30分くらいまでには空港に着いておきたいと思っていました。七尾から空港までは1時間かからないくらいなので、ゆっくりしようと思ったのですが、朝早くに目が覚めてしまいました。朝5時に出発となりました。


暗いうちに車を走らせ、朝靄の中を能登島を目指して走りました。七尾に来たからには能登島大橋を渡って、能登島を回ってみようと思ったのです。能登島大橋でちょうど朝陽が昇り始め、それはそれは幻想的な世界が広がりました。静かな水面に船が綺麗な線を描いて進んでいきました。高所恐怖症の私にとって、能登島大橋を歩いて頂上まで行くのは足がすくみましたが、写真のために頑張って行きました。


その後、能登島内の須曽蝦夷穴古墳に立ち寄り、この辺りがその昔栄えており、朝鮮半島からの豪族が権力を持っていたことを知りました。それから向田に向かい、伊夜比咩神社(いやひめじんじゃ)にお参りし、生そば槐(えんじゅ)の場所を確認しました。次回来るときの予習です。向田港で朝陽を見ながら、水族館の方へ車を走らせました。


途中、能登島ガラス美術館と能登島ガラス工房に立ち寄り場所を確認しました。そして水族館へ。のとじま水族館では朝早く犬の散歩をしている人に出会いました。そこから閨(ねや)にぬけ、ねやフィッシングパークでは釣りをしている人たちがいました。内浦なので波もないのですが、ここの閨のあたりは入り江になっているので湖のように波もなく、綺麗な海でした。


そこからツインブリッジのとを渡り、中島町へと入りました。まだ朝早かったので、志賀町まで向かいました。ここからまっすぐ山を越えると、富来でした。富来には増穂浦というそれはそれは綺麗なビーチがあり、まるでクロアチアの海のような綺麗な海なのです。もちろん、クロアチアには行ったことありませんが。


富来に着いて、世界一長いベンチに立ち寄り、綺麗な海をひとしきり堪能した後、増穂浦を目指しました。途中そば畑が一面に広がり、そばの花が綺麗でした。そして、増穂浦の駐車場に着いた時は、かなり時間も迫っていて焦っていましたが、どうしても見たい気持ちから走って海を見に行きました。


そこで見た海は本当に綺麗でした。朝の光だったので、海の青さは思ったより深かったですが、それでも綺麗な色を見せてくれました。しばし静けさの中を堪能した後、空港へと向かいました。


飛行機にも無事間に合い、昼前には東京に帰って来ていました。その日は、なんだか不思議な気分でした。あの綺麗だった海を見た朝と、この東京の何も変わらない午後が同じ日の出来事なんて到底思えなかったからです。あの美しい能登は本当はとても近いのだということを実感した一日でした。



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