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  • 執筆者の写真Yuki

北陸ローヤルボトリング協同組合を見学

この日は、1日休みをもらって福井市の北陸ローヤルボトリング協同組合に、炭酸飲料製作のための相談と、工場見学に伺いました。


14時の待ち合わせに向けて、珠洲を朝早く出て、少し金沢で休憩しながら進むことにしました。10時前後には金沢に着いて、いつも通りNOTOHIBAKARAベーカリーで休憩と昼ごはんをとることにしました。


ここ1週間ほどは、新しいデザイナーをネットで検索して、いくつかのデザイン会社と連絡をとり、可能性を探っていました。そして、今日の夕方18時から、デザインアクティビティーというデザイン事務所と電話会議を行う予定でした。頭の中が、ボトルのデザインをどうしようか、ということで頭がいっぱいでしたから、ベーカリーに着いてから、自分のノートに思ったようなラベルデザインを描いてみることにしました。こうしたい、と思っていたデザインをとりあえず形にしようと描き始めると、意外と短時間で集中して描くことができました。あー自分はこういうデザインを求めていたんだな、というのが改めて確認できました。


それから福井に向けて車を走らせました。北陸自動車道を進めばもっと短時間で到着する予定でしたが、お金を使うわけには行きませんから、国道を走ることにしました。野々市、白山、川北と進み、小松へ。小松では小松ドームが忽然と景色に現れて、感動しました。ドームの横を走っていると、アメリカかオーストラリアの国道のようにも思えてきました。それにしても石川県は長い県です。加賀の端まで行ってやっと県境になりました。峠を越えて福井に入りました。福井に入ると、長くまっすぐな国道を直走り、左に見える白山の山々が、ウェールズの山の景色に似ているなぁと思いながら、気持ちよく走っていました。


到着して、まずはご挨拶です。ここはさわやかローヤルという炭酸飲料を作っている地元では知られた工場です。社長の息子さんが出てこられて対応していただきました。事務所で、社長と息子さんとお話を伺いながら、お話をさせていただきました。やはりここでもかなり難しいというお話を伺うことができました。OEMと言っても、様々な条件もあったり、特に油分のある材料を活用すると、油分がボトルに輪っかを作ってしまい、製品にならないことなどを教えていただきました。それから過去の補助金を使ったご当地飲料のお話などたくさん伺うことができました。中には、昔作った能登ヒバ飲料もあり、とても参考になりました。


その後、工場内を息子さんにご案内していただき、詳しく工程を教えていただきました。炭酸充填には大きなカーボナイザーという機械が必要だということもわかりました。ご当地サイダーと一口に言ってもなかなかハードルが高いものがあります。これからWin -Winの関係をどう作っていけるのか、やはりプロダクトアウトの発想ではなかなかうまくいきそうにありません。これもまた学びなんだと実感しました。


工場を後にして、珠洲を目指しました。途中、県境のあたりのファミリーマートで仕事をしていると、すぐに1時間経ってしまいました。また、この時間は夕方の渋滞の時間でもあり、来た時のようには進みませんでした。これからの電話会議のために、18時までに何とか金沢に入っておきたかったのですが、残念ながら白山が精一杯でした。


結果、白山のPAでWifiを繋いで、AndrewとMarkと電話会議になりました。当初、Wifiが貧弱だったために音も映像も聞こえませんでしたが、Wifiを切り替えて高速モードにしてからは、どうにか意思疎通できるようになりました。現状の困っている点とこちらの意図を伝え、まずはどんなプランでできるのか、というのを話し、これから一緒にやっていこう、と大筋を決めました。プロフェッショナルなデザイン会社で、値段も高くなりますが、いいものを作っていくためにも、ここは決断をする必要がありました。


電話会議が終わって、7時頃になっていました。これから珠洲までは3時間くらいでしょうか。流石にお腹も空いたので、金沢港近くのローソンで食事をとりながら仕事をし、8時30分頃から珠洲を目指しました。23時前には到着することができ、長い1日が終わりました。




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