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  • 執筆者の写真Yuki

大野製炭工場の大野長一郎さん

今日は一日朝からイベント続きです。まず朝、ガソリンを補充してから寺家の須須神社に参拝に行きました。朝の光が参道に差し込み、とても清々しい朝を迎えることができました。


そして、寺家のパーキングに寄って、昼ごはんを仕入れることにしました。こちらのパンは地元の方の手作りで、クリームパン、メロンパン、あんぱんがとても美味しいのです。すると、ぶどうもどうですか、ということで試食をいただきました。とても美味しかったです。地元の方が、出荷するためではなくて趣味で作ってらっしゃるそうですが、大きなブドウで瑞々しくとても美味しかったので、辻口さんのお土産と午後からのイベントに買って行きました。


その後、午前中に三崎町杉山の辻口さんの工房で、蜜蝋ワックスの作り方のワークショップを受けました。辻口さんが色々と準備してくださっており、油もオリーブオイルと、蜜蝋だけで作りました。一対一の割合で湯煎で溶かして常温に戻したら、蜜蝋ワックスが出来上がりました。早速、事務所のフローリングに使って見たいと思います。


その後、午後の山歩きまでは時間があったので、昼食を取りに白樺まで行きました。緑ヶ丘中学校の前にある食堂で、看板も何もないけど地元の人は知ってる食堂、ということでした。行ってみると、確かに看板はありませんでした。しかし、すでにお客さんもいて、昔ながらの食堂、という雰囲気でした。そしてメニューが驚くほど安かったのです。そばやうどんは280円でした。カレーが400円、今時この値段はないな、と思い、迷わずカレーをいただくことにしました。常連さん達は焼き飯に麺類をとってましたから、焼き飯が美味しいのでしょう、機会があったら頼みたいと思います。


昼食をゆっくりとってもまだ時間があったので、昨日開幕した奥能登芸術祭の作品を見に行きましょうか、と辻口さんが誘ってくれました。辻口さん自身も、三崎町の新出製作所のオブジェを作成されたので、芸術祭には思い入れもあるようです。若山のオブジェと、鈴内の民家をみて、大野製炭工場の近くの待ち合わせ場所の東山中集会場を目指しました。


これは珠洲市で今じわじわ人が集まっているスズ山倶楽部の活動の一つで、クヌギの植林をしてクヌギの炭を作っている大野長一郎さんにお話を聞くという企画でした。大野さんは20代から炭作りを始めて、今では全国的に有名な炭焼き職人です。珠洲市では一番有名な方の一人です。私より若いですが、地元の山に根ざした活動を実践してらっしゃり、金沢のあたりでも、夏休みクワガタ教室や、クヌギの植林イベント、などメディアでもよく取り上げられます。


スズ山倶楽部の仲間と2時間くらい、大野さんのお話を伺いました。思った以上に深いお話がたくさん聞けて、本当によかったです。一人でクヌギの植林を始めた頃の苦労話や、山を維持していくことの大変さ、また、これからの将来のこと、など、とてもリアルで深いお話でした。言葉だけのSDGsとはまるで違った世界に圧倒されました。それでも、明るく前向きな大野さんの人間力の凄さを感じました。一流の人はやはり違います。


帰り、沢野果樹園にお邪魔し、しばらく果樹園を散策してから帰りました。大野さんのお話を聞くことができたのが、何よりの収穫でした。長い1日が終わりました。



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